コラーゲンと聞いて、まず真っ先に頭に思い浮かぶのは、美容や美肌ではないでしょうか。確かに、コラーゲンは化粧品やサプリメント、ドリンク剤など幅広く美容関連商品に使用されています。しかし、コラーゲンというのは人間をはじめとする動物の身体を構成する重要な成分でもあります。皮膚だけでなく、内蔵や骨、関節、筋肉、毛髪などは全てコラーゲンが含まれているのです。タンパク質の一種であるコラーゲンは、細胞と細胞を繋ぐ接着剤のような役割を担っています。コラーゲンが失われてしまえば、細胞と細胞は繋がれず、様々な不調が生じてしまうのです。
例えば、関節部分では、軟骨の半分はコラーゲンによって構成されています。クッションのような役割を持っており、どんな衝撃でも耐えられるようになっているのですが、コラーゲンが不足してしまえば、弾力性がなくなり、変形したり痛みが生じてしまいます。
皮膚…つまり肌に関していえば、コラーゲンは、真皮層という部分に存在しています。同時に、ヒアルロン酸とエラスチンという成分も存在しており、コラーゲンの繊維が、細胞の周りに網目を作り、その網目のちょうどつなぎ目の部分にエラスチンがまるでゴムのような弾力性でもって支えているのです。そしてその隙間を埋めるようにしてヒアルロン酸が存在しています。それによって、肌はしっかりと潤いを保ち、みずみずしくハリのある肌になるのです。つまり、美肌のためには、コラーゲンだけでなく、エラスチンやヒアルロン酸も必要なのです。どれか1つでも欠けてしまうとダメなんですね。
しかし、コラーゲンやヒアルロン酸は、元々人間の身体に存在している成分ですが、年齢と共にその量は減少していってしまいます。だからこそ、スキンケア商品やサプリメントなどで摂取することが大切なのです。食品にもコラーゲンを含んでいるものはありますが、毎日必要量を摂取するとなると、やはり無理がありますから、サプリメントなどを上手に利用するのが賢い方法だと思います。
ただ、注意したい点は、先ほども挙げたように、コラーゲンは全身に存在しています。そのため、少しだけコラーゲンを摂取しても、肌よりも先に内蔵や骨、関節など、生きていくために必要な部分から先にまわされてしまうので、肌にたどり着くのは一番最後となってしまいます。
ですから、少量しかコラーゲンを摂取しなかったら、肌にはまわってこないんですね。コラーゲンの1日に必要な摂取量は5,000mgと言われていますが、肌にもしっかりコラーゲンを行き届かせようと思うと、6,000mg〜10,000mgは必要だといわれています。